スマートフォン・コマース市場に関する調査結果 2013【矢野経済研究所】

調査結果サマリー

~2013年国内BtoCスマートフォン・コマース市場は1兆円規模を予測~

スマートフォン・コマース市場に関する調査結果 2013(PDF)

◆ 国内BtoCスマートフォン・コマース市場規模は
2013年に1兆3,469億円、2015年には2兆円を超える規模に成長すると予測

国内BtoCスマートフォン・コマース市場規模は、2012年で8,450億円、2013年には前年比159.4%の1兆3,469億円に成長すると予測する。国内EC市場、ならびにオフライン小売市場(ECを除く小売市場)においてもスマートフォン経由によるEC(電子商取引)化が進み、今後の国内 BtoCスマートフォン・コマース市場規模は2014年で2兆413億円、2015年で2兆6,677億円と、2兆円を超える規模の成長を予測する。

◆ 国内EC市場、オフライン市場(ECを除く小売市場)におけるスマートフォンによる
購買比率が上昇、一方フィーチャーフォン系市場においては消滅する分野も

国内EC市場におけるスマートフォンチャネル比率が上昇している。さらにスマートフォンの普及は、現状のオフライン小売市場におけるEC化も促進しつつある。一方、フィーチャーフォン系市場は、音楽配信分野など従来のフィーチャーフォンの端末特性への依存度が高いサービス分野に関し、スマートフォンその他のプラットフォームへ移行せず縮小している分野もある。

◆ スマートフォン経由EC利用は20代女性が顕著に積極的、特に物品系は有望分野
スマートフォン経由でのEC利用経験の比率が最も高かったのは「女性20代」74.0%、次いで「女性10代」55.0%、「男性30代」「女性30代」ともに50.0%であった。「女性20代」はスマートフォン経由でのEC利用について顕著に利用傾向が示され、特に物品系ECは非常に有望な分野であることが窺える。